安藤 祐介 特任准教授
地球市民学科
楽しいミライの作り方を体験してみましょう
国内、国外のIT企業での活動経験を基にして、最新のIT技術をより多くの人に伝える教育や、よりよい社会を実現する為の活用方法を研究しています。教員インタビュー
Q1
学生時代の思い出や打ち込んだことについて教えてください。
大学時代にインターネットが普及し始めた頃の経験についてお話ししますね。2000年前後、日本ではインターネットが一般家庭にも徐々に浸透し始めました。私も、アルバイトで貯めたお金で初めての小型ノートパソコンを購入したのをよく覚えています。
当時、私はイタリア語を履修していたこともあり、日本に興味を持つイタリアの同年代の方々とチャットやメールを通じて交流を深めていました。インターネットのおかげで、遠く離れた国の人々とも簡単につながることができるようになったのです。
ちょうどその頃、大学内にもインターネットが利用できるスペースが整備され始めました。私はそこで、初めてインターネットを利用する学生向けのインストラクターとしてアルバイトをしていました。多くの学生にITについて教える経験、ITスキルを活用してお金を貰うという働き方の原点になりました。
現在とは違い、当時は自宅でインターネットを利用する際には通信料金がかかるため、主に夜間しか接続できませんでした。しかし、このアルバイト先では昼間でもインターネットが無料で使えたので、とても助かったのを覚えています。
また、個人的な活動としては、自分でWebサイトを運営したり、必要なコンピュータープログラムを独学で作成したりしていました。この時に必要な情報や知識を得るのにもインターネットを活用していました。
今振り返ってみると、大学時代のインターネットとの出会いが、私の人生に大きな影響を与えてくれたのだと実感しています。
Q2
先生が、ご自身の専門に取り組むようになったきっかけを教えてください。
ITやプログラミングのスキルを持つ人材は、常に需要があるものの、供給が追い付いていないのが現状です。そのため、スキルを持つ人にとっては、様々な現場やフィールドから仕事の依頼が舞い込んでくる機会が多いようです。私の場合も、基本的には周囲からのニーズや依頼がきっかけで、現在の活動を始めることになりました。以前から築いてきた人脈、例えば関係のある団体や、これまで仕事で一緒になった同業者の方々からの紹介などが、大きな役割を果たしています。
これからの社会では、人と人とのつながりが非常に重要だと感じています。信頼関係に基づいた紹介は、新しい仕事や活動への扉を開く鍵になることが多いですね。また、自分自身のスキルと人柄が認められてこそ、継続的に仕事を依頼してもらえるのだと思います。
Q3
研究テーマの魅力や面白さはどのようなところにありますか。
IT技術やAI(人工知能)といった分野は、初めは専門用語が多く難解な印象を受けるかもしれません。ですが、実際に触れてみると意外とシンプルな流れで理解できることも多いです。
ITやAIの大きな魅力の一つは、自分のペースで学習を進められる点だと思います。教室での授業とは異なり、時間や場所に縛られずに、自分の好きなタイミングで実験や学習に取り組むことができます。これは、特に何かに没頭するタイプの人や、ハマり性の強い人にとって、非常に相性の良い学習方法だと言えるでしょう。
また、ITやAIは日々進化し、一般の人でも利用しやすくなってきています。今の学生の皆さんが当たり前のように行っている情報収集や整理は、10年前、20年前では専門家だけが行っていたことです。このように、かつては専門的な知識が必要だったことが、誰でも簡単に利用できるようになってきているのがITやAIの発展の特徴ですね。
こうした技術を、より多くの人に広め、教育することは、社会にとって非常に重要な活動だと考えています。ITやAIを活用することで、様々な分野での効率化や問題解決が可能になります。そのためには、利用者側の理解を深めることが不可欠です。
ITやAIの大きな魅力の一つは、自分のペースで学習を進められる点だと思います。教室での授業とは異なり、時間や場所に縛られずに、自分の好きなタイミングで実験や学習に取り組むことができます。これは、特に何かに没頭するタイプの人や、ハマり性の強い人にとって、非常に相性の良い学習方法だと言えるでしょう。
また、ITやAIは日々進化し、一般の人でも利用しやすくなってきています。今の学生の皆さんが当たり前のように行っている情報収集や整理は、10年前、20年前では専門家だけが行っていたことです。このように、かつては専門的な知識が必要だったことが、誰でも簡単に利用できるようになってきているのがITやAIの発展の特徴ですね。
こうした技術を、より多くの人に広め、教育することは、社会にとって非常に重要な活動だと考えています。ITやAIを活用することで、様々な分野での効率化や問題解決が可能になります。そのためには、利用者側の理解を深めることが不可欠です。
Q4
学生へのメッセージをお願いいたします。
2030年代、2040年代の社会を想像すると、ワクワクしますね。今はまだ実現していない革新的な技術が、私たちの生活のあらゆる場面で活用されているかもしれません。そして、その時代の主役を担うのは、まさに今学生の皆さんなのです。これからの時代を生きていく上で、一般的な教養や学術的なスキルを身につけることは非常に重要です。それと同時に、新しい技術に対して積極的に関心を持ち、楽しみながら触れていくことが、未来を創造する上で欠かせない要素になるでしょう。
皆さんには、講義やゼミなどを通じて、最先端の技術に触れる機会を提供していきたいと考えています。単に知識を伝えるだけでなく、実際に手を動かして体験してもらうことで、技術への理解を深めてもらえればと思います。
未来の社会を形作るのは、他でもない皆さん自身です。新しい技術を柔軟に取り入れ、創意工夫を重ねながら、よりよい社会の実現に向けて歩んでいってください。私たち教員は、皆さんの挑戦を全力でサポートします。
教員紹介
氏名 |
安藤 祐介 |
フリガナ |
アンドウ ユウスケ |
職種 |
特任准教授 |
所属 |
地球市民学科 |
取得学位 |
学士(人間関係学) |
学位取得大学 |
和光大学(人間関係学) |
最終学歴 |
和光大学 人間関係学部 人間関係学科修了 |
専門分野 |
情報学に関する実務、教育工学 |
研究テーマ |
国内、国外のIT企業での活動経験を基にして、最新のIT技術をより多くの人に伝える教育や、よりよい社会を実現する為の活用方法を研究しています。 |
所属学会(役職) 及び受賞歴 |
【所属学会】
日本教育工学会 情報処理学会 人工知能学会 【受賞歴】 楽天テクノロジーアワード Ruby賞 (2014) 情報処理推進機構 日本OSS奨励賞 (2009) |
主要業績 |
【著書】
?『学校の生成AI実践ガイド』(共著)学事出版 2023年 ?『Chef実践入門』(共著)技術評論社 2014年 ?『CakePHP2 実践入門』(共著)技術評論社 2012年 ?『まるごとPHP! Vol.2』(共著)インプレス 2008年 ?『CakePHPガイドブック』(共著)毎日コミュニケーションズ 2007年 【研究発表】 ?「大学講義における生成AIの利用の答案への影響の研究」日本教育工学会春季全国大会(2024年3月) ?「大学講義における課題へのChatGPT利用と得点の関係」日本教育工学会秋季全国大会(2023年9月) |
社会活動、 文化活動等 |
特定非営利活動法人 みんなのコード CTO 2023年1月?
特定非営利活動法人 Waffle 技術アドバイザー 2020年3月? |